期間工は学歴に左右されず、ハードルが低く手取りで25万〜30万程の金額を稼ぐことができるので人気の職業です。
とはいうものの「期間工になるにはどうすればいいの?」と思われてる方も多いのではと思います。
メーカーによって「面接のみ」といったところもあるため、全ての対策は必要ではありませんが、確実に合格したい方はしっかりと対策することが必要です。
期間工の受験資格
年齢による制限
- 満18歳以上の方
という記載のメーカーがほとんどで、メーカーの募集ページや派遣会社の説明文で「20代〜40代の男女が活躍中」と謳っています。
明確な年齢制限はないものの、文章の意図からその年代の人材が欲しいと判断できます。
期間工は夜勤があるので、法律により18歳未満は時間外及び。休日の労働・午後10時以降の深夜労働は認められていません。
なので18歳未満の方は働くことができず、人材会社にも登録はできないことになっています。
採用試験の内容
期間工になるには面接試験と筆記試験の突破が必要となります。
- 面接
- 筆記試験
- 体力試験
- 実技試験
が行われ、面接、実技試験に配分が多い傾向にあります。
主に、体力や実務経験の有無を聞かれるので、期間工ではこちらにウェイトが重いのが頷けるでしょう。
仮に筆記試験ができなくても面接での受け答えと実技試験で問題ないと判断されれば、ほとんどの方が合格する試験となっています。
面接
面接では以下の内容が聞かれます。
- 期間工の経験
- 職歴・経歴
- 持病・過去の大病の経験
- スポーツの有無
- いつから働けるか
期間工では、体力や実務経験を重視しているので、気難しい話や専門的な知識を問われるような質問はされません。
なのであらかじめ対策を取らなくても気負いせずに望めるでしょう。
質問の中でも最も重要視されるのが、職歴です。
短期間で仕事を辞めた経験がある人は、「自己都合なのか」「だとしたらどういう理由か」など詳しく聞かれ、期間工の仕事を決められた期間まで行えるのかということを確認されます。
筆記試験
期間工の中には筆記試験を行うメーカーも存在します。
メーカーでは以下のような試験が実施されます。
- 性格診断(SPI、QC、社内規則)
- 計算問題(内田クレペリン)
SPIは短時間で性格を図ることのできる適正試験です。
他に社内規則を問う問題や四則演算の計算問題が出題されます。
しっかり準備をして臨みたい方は、SPI・内田クレペリン検査の参考書は書店で購入できるので対策できますよ。
体力試験
期間工の試験の中には体力試験を行うことがあり、基礎体力を測る試験があります。
- 反復横跳び
- 空気椅子
- 片足立ち
- 握力
が行われるようです。
期間工は工具を使用してネジを締めたり緩めたりする作業が多いので、握力はそういった点を見られる試験になります。
実技試験
実技試験では実際の業務に近い作業をすることで、手先の器用さを見る試験になります。
- ボルトにナットを通すことをそれを手早くできるか
といったことが試験で行われるそうです。
まとめ
期間工の採用試験は、落とす試験ではないため「過去に期間工を短期でやめた経歴がある」「健康上に問題がある」「高齢である」といった理由がない限り、落ちることはないでしょう。
一つだけアドバイスをすると、体力試験を本気で行うと「体力のある人物」と認定され、仕事の工程の中でもきつい工程に配属されてしまう恐れがあります。
少しでも「楽な工程に配属されたい」と臨むのであれば本気を出さず、平均並の成績を残すことをおすすめします。